2006年10月15日

Shanghai Noon (Good old Shanghai days)

中国へ入国した俺とたまは、現地ガイドと合流し、上海市街へ向かった。
いわゆる「フリープラン」、野放しツアーなんで、このガイドと次に会うのは帰る日の朝。
わずらわしくなくっていいよな、野放し。

関西空港からわずか2時間しかかからない上海だが、空港から市街地へは上等の空港高速道路をぶっ飛ばしても小一時間かかる。
共産党一党独裁の中国じゃ道路通すにも、用地買収とか面倒な事しねぇで、問答無用で立ち退かせるから、高速道路は目的地まで一直線だ。
こんなとこ見ても、お国柄が分かるあたりが面白ぇよな。

さて。

俺達の上海での宿は、上海のど真ん中にあった。
上海のメインストリート・南京路に面した金門大酒店。
1926年竣工のクラシカルなホテルで、ロビーや正面のエントランスまわりの重厚さはなかなかなもんだ。

Pacific hotel01.JPG

短い上海滞在だが、ここが俺達の活動拠点となる。



翌朝、油条(中国揚げパン)を甘い豆乳にひたしたのメインのバイキング形式の朝飯を食い終わると、俺達はさっそくイェーテボリ号の係留されてる国際フェリーターミナルへ向かうべく、タクシーを拾った。

今回の上海行きで特に印象的だったのが、タクシーだ。
俺が以前中国へ来たのは、かれこれ10年くらい前になる。
その頃の中国のタクシーは、すごくボるタクシーか、少し控え目にボるタクシーしかいなかったもんよ。
そいつがどうだ。
どのドライバーも全くボらねぇ上に、対応が素晴らしくソフト。
自由主義経済が採用されてずいぶんたったが、その最前線ではサービスの水準も、わずかな間にここまで上がるもんかと、感慨深ぇ。

welcome!.JPG

キップ売り場(しかもこのキップ売り場でも皆ちゃんと並ぶんだ)へ行くと、おばちゃんが9時半からしか売らねぇってんで、それまで時間をつぶすことにした。


フェリーターミナルの北西一帯の「虹口」ってエリアは、昔の日本租界があったとこで、その頃建てられた建物が今も現役で使われてる。
時代を感じさせる味のある建物に、したたかな生活感ただよう景色は面白ぇもんだ。

old shanghai 01.JPG


old shanghai 02.JPG

いい風情だろ。
ここら一帯、こんな建物が山ほどあんだよ。

よく見かける形式が下みてぇな集合住宅。

old shanghai 04.JPG

この見えてるとこを正面にして、凹を上から見たような形の棟割長屋みてぇな集合住宅だ。
凹のへっこんでる所にあたる中央の通路に面して各戸の玄関がつく構造で、否応なしに近所づきあいが深まる仕組みになってるわけよ。
街路樹や電柱へもバンバン紐かけて、洗濯物を干しちまう逞しさ。

old shanghai 03.JPG

入り口んとこをズーム。
居民委員会ってぇ自治組織(ま、ちょっと大きな町内会みてぇなもんだな)があって、防火防犯を呼びかけるスローガンがかかってたりするあたりが、共産中国的だ。


今や1200万の人口を抱えて、経済発展すさまじい上海。
あっちでもこっちでも、ものすげぇ高層ビルがバカスカ建てられ続けてる。
そんな高層ビルの足元では、こんな風情と生活感に満ちた風景が、しぶとく生き続けてんだな。
ひところに比べると街全体が小奇麗になったり、発電量に余裕が出たのか夜でも随分明るかったりしてるが、一筋入れば相変わらずの風景。
俺が中国って国に惹かれるのは、この雑多でしぶとい生活力の強さが見てぇからかもしれねぇな。


そうこうする内に、時間もせまったんで、俺達ゃキップ売り場へと引き返した。


to be continued ...
posted by ブリアレオス at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 航海日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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