2008年12月11日

Seven Seas Of Rhye (上)

寝ても醒めても視界を占め続ける、様々な諧調の青と白。

吹き付けるのは潮っぽく湿った風。

耳に聞こえてくるのは、時に高く時に低く、轟くような囁くような波の音。


数ヶ月に及ぶ航海で、数え切れないほど繰り返されたそうした諸々を、彼女は懐かしさすら覚えながら思い返している。
今、湿り気の多い風の他には、それらは彼女の周りにはない。

船は彼女を置いて、水平線の向こうへ去った。

彼女の旅は終わったのだ、ひとまずは。

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posted by ブリアレオス at 21:11| Comment(2) | TrackBack(0) | Story of Hecatoncheir | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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