2007年06月26日

Funny How Love Is

暗黒のアフリカ大陸最南端、ケープ。

そこから陸づたいに何日か引き返した辺りにある、ひっそりと奥まった入り江に、数日前からゴスホークは錨を下ろしていた。

先のエスパドンからの逃走劇で負った船体の損傷は、意外に深かった。
船体の上部構造を狙う、フランス人特有の奇妙なクセがなかったら、立ち往生していたのはゴスホークの方だったろう。
船体の傷を塞ぎ、壊れた滑車は再生し、ちぎれたロープを編みなおす。
停泊し始めてからこっち、水夫達は毎日へとへとになるまで働きづめだったが、なぜかただの一人として、不平をもらすどころか疲れた顔すら見せず、揃ってヘラヘラ笑っている様は、明らかに異常と言えた。



続きを読む
posted by ブリアレオス at 14:07| Comment(2) | TrackBack(0) | Story of Hecatoncheir | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。